オーロラを鑑賞するに絶好のホテルで
嵐に閉じ込められるの巻

ホテル・ランガ


2連泊したホテル・ランガは、アイスランド南部、ヘッタ(ヘッラ)にあるホテルです。
★　★
私達が利用した旅行社のパンフレットには
「当社のアイスランドのオーロラ見学の旅で最もこだわっている点は、ホテルランガに連泊することです。
このホテルの周囲は平らな地形で、空を遮る山や木などがありません。また、町の明かりもほとんどなく、
夜は漆黒の闇に包まれます。ホテルの前からは360度の天空を望むことができ、オーロラ見学には
最適な立地です。快適な設備も備えつつ、アイスランドの雄大な自然を感じていただけるホテルです。」
「大平原の中の一軒宿にてオーロラを心ゆくまでご満喫ください。」とありました。
★　★
確かに、気象条件さえ良ければ申し分ないホテルです。

山小屋ふうの木造ロッジ、一部2階建ての平屋です。





内部もロッジふうの趣きでなかなかいい感じでした。






ホッキョクグマの剥製です。
グリーンランドから流氷に乗って(少しは泳いだりして)、300kmぐらいの距離を
アイスランドまで渡ってくることがあるそうです。以前はそのようにして1年に数頭の
ホッキョクグマが来たけれど、近年は地球温暖化の影響で氷の塊が融けてしまい、
アイスランドまで辿り着けなくなり、ほとんど来ることはないようです。
ホッキョクグマの雄の大きさは2.5〜3m、雌は2〜2.5m、
体重は、雄が350〜400kg、雌が180〜300kgのようです。



日中は上天気の中でシンクヴェトリルの観光を楽しみ、ホテルに到着した時も
まだ良いお天気だったのですが、、、
美味しく夕食を終え、いざオーロラを観る時間帯になってお天気が崩れてきました。
雲が垂れ込め、風も強まってきました。
このホテルでは、希望者にはオーロラが出れば各部屋に知らせてくれるという
システムになっているということで、それを期待してベッドに入りました。


夜中もビュービューと音を立てて風が吹き荒んでいる音が聞こえていました。

そして一夜明けて、外は嵐です。

なんと、風雪が強くて危険なので道路も通行止めになり、
この日の観光にも出掛けられなくなりました。
一日中、ホテルに閉じ込められる羽目に、、、{{{{(;＞_＜)}}}}




各部屋もロッジふう。
部屋から直接屋外に出られます。
オーロラが出たら、部屋に居ながらにして、又は直ぐに屋外に飛び出して
見ることができるのですが、あいにくのこの天候、、、
せっかくのホテルのキャッチコピーも空しくなりました。
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荒れた一日の動画です。
ここをクリックしてください。

以下の写真は、ホテルのテレビ画面に映し出されていた絶景の数々を
カメラで撮ったものです。
うまくいけば、こんなに素晴らしいオーロラを観ることもできた、、、
、、、かもしれません、、、






これは、こんな悪天候でなければ行ったはずの南海岸地方の風景です。
この日に行く予定だった所は、
■セリャランスフォス滝
■スコウガフォス滝
■黒砂海岸
■ミールダール氷河
■エイヤファットラ氷河
このうち、セリャランスフォス滝だけは翌日に行くことができました。
ところで、航空機などが長期間に亘って運行できなくなった
例の2010年のアイスランドの大火山噴火が起こったのは、
この南海岸地方のミールダール氷河とエイヤファットラ氷河の
間の峠部分が大爆発したのでした。

嵐の翌朝、風雪は収まっていました。






温泉水を引いたジャグジーも静かになっています。
お天気さえ良ければ、ここで暖まりながらオーロラ鑑賞をする、というのも、
このホテルの売りだったのですけれどもねぇ。



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