３つの地区に分かれます。
前のページで述べた「権金城」は外雪岳に属します。
権金城下山の後、私達は南雪岳にある五色温泉（オセクオンチョン）という
ところへ向かいました。
五色薬水（オセクヤクス）
紅葉の山と渓谷。
観光客でいっぱいでしたが、ここではただ紅葉を愛でているだけではありません。
← コップと瓶を手に何をしているのかというと・・・・
この男性は大型タクシーの運転手さんですが、
彼がすくっているのは五色薬水（オセクヤクス）という
雪岳山の岩の間から湧き出ている
ミネラル分を含む天然水です。
飲んでみると、炭酸の成分を強く感じました。
ここの湧水は体に良く万病に効くというので、
薬水と呼ばれます。
岩が赤い色をしているのは、
鉄分も含んでいるからです。
真冬でも、川の水は凍っても
湧き出る薬水は凍ることがないのだそうです。
←これはまた別の場所の湧き水ですが、こちらのほうが、より鉄分が多いようです。
五色温泉を後にし、雪岳山の南側の山岳地帯を抜けて
春川に向かいます。
春川（チュンチョン）
春川（チュンチョン）は江原道（カンウォンド）の道庁所在地。
ドラマ≪冬のソナタ≫で一躍有名になった所ですが、
タクシーの車窓から見た限りでは、
ドラマから受ける印象で想像していたよりも大都会で、
そして普通の街だという感じでした。
明洞（ミョンドン）通りを歩く春川に着いたのは夕方。
夜の明洞へ出掛けました。
春川一の繁華街・明洞は、≪冬のソナタ≫の主要舞台の一つ。
今も「冬ソナ」が売り物になっている様子です
大晦日にユジン（チェ・ジウ）がチュンサン（ぺ・ヨンジュン）と
デートの約束をして待ち合わせをしていたのが、
この辺りのようです。
その頃、チュンサンはすぐ近くの交差点で
交通事故に遭っていたのですけれど、
ユジンはずっと待ち続けていた…という所です。
アジアで大ブレークした「冬ソナ」のことゆえ、
日本語、中国語の案内板も (ﾉ＾∇＾)ﾉ
春川名物 “タッカルビ”
明洞通りの一筋裏道に
「タッカルビ通り」と呼ばれる通りがあり、
本場春川タッカルビ専門店が
軒を連ねています。
春川タッカルビは、
甘めのタレにつけた鶏肉と
キャベツ、ネギ、ニンジン、サツマイモなどの
たっぷりの野菜とを鉄板の上で炒め、
辛いコチュジャンをつけて
サンチュなどで巻いて食べます。
最後にはご飯を加えて
チャーハンのようにします。
==店内の宣伝ポスターには、
韓流俳優（日本で人気のリュウ・シオン）の
出演する料理番組の様子が==
高台にあるホテルからは、今歩いて戻ってきた春川の繁華街の灯りが見えます。
十四夜か満月かの月も皓々と照っていました。
そして翌朝、ホテルの門も、その向こうの木立ちも、
春川の街並みも、すっぽりと濃い霧に包まれて
まるで墨絵の世界のようでした。
この霧の中を、やはり「冬ソナ」の舞台として一躍有名になった
南怡島（ナミソム）に向けてホテルを出発しました。
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