ソウルへ
　
清渓川(チョンゲチョン）　明洞(ミョンドン)　NANTA(ナンタ)　

お昼過ぎ、南怡島（ナミソム）からソウルへ向かいました。
私達がナミソムを後にする頃、
島へ渡る船のチケット売場は長蛇の列になっていました。
南怡島とソウルの間は６０ｋｍぐらいのようですが、
この後ソウルへ着くまで、私達の車線はスイスイと走れましたが、
行楽地へ向かう反対車線は、土曜日のこの日、大渋滞で
ソウルに着くまでずっと断続的にノロノロと動かない状態が続いていました。
これで今日中に目的地に辿り着けるのかしら…と思うほどでした。



↑ソウルの市街が見えてきました。




ソウル中心部の宿に到着しました。

ホテルの１７階の部屋から街を見下ろすと
ビルの谷間に、こんもりとした緑の空間がありました。

ズームで見てみます。
ソウルに５つある王宮の一つ、徳寿宮です。
ホテルの目と鼻の先にある王宮には翌日、翌々日に行ってみたのですが、
それについてはページを改めて述べます。



ソウルの街歩き

これまでの３日間はタクシーによる移動でしたが、
ソウルのホテルに着いたところで、タクシーと運転手さんにお別れし、
ソウルではリーダーの山人さんの案内で
地下鉄と徒歩で街歩きをします。

ソウルに着いた日は午後も遅くなっていたので、
すべて徒歩でホテル周辺の街歩きを楽しみました。


＝＝＝ 清渓川（チョンゲチョン） ＝＝＝



清渓川というのは、
李氏朝鮮時代から生活用水路として利用されていたけれど、
１９６０年代以降は経済成長と都市開発に伴い、水質汚濁が
深刻な問題になったそうです。
その解決策として、１９７０年代に川を埋め立て、その上に
「清渓高架道路」を作りました。
しかし、年月が経つうちにまた新たな問題が生じました。
高架道路の老朽化が顕著になり安全性に対する憂慮が生じたこと、
また高架道路を走る車の排気ガス問題も深刻化したそうです。
こうした中、2002年のソウル市長選に出馬したイ・ミョンバク氏（後に大統領）が、
高速道路の撤去と川を復活させるということを公約の一つに掲げ、当選しました。
早速工事が進められ、２００５年１０月、ほぼ３５年ぶりに
清渓川は再びその姿を現しました。
しかも、甦った川は、市民の憩いの場となりました。
川沿いにはカフェなどが、そして川辺に下りていくと遊歩道があり、
アート作品が展示されたり、アーティストがパフォーマンスを
披露したりしています。
夜にはライトアップされて、とても綺麗だということです。









ベリーダンスのパフォーマンスも素敵でした。






ところで、清渓川上に架かっていた高架道路が無くなってしまって、
ソウルの交通は不便になったのかというと、意外にもむしろ交通事情は
良くなったというのです。
ソウルの交通システムを抜本的に見直して
新しい交通システムを導入することにより、
車の流れが以前より良くなったのだそうです。



＝＝＝ 明洞（ミョンドン） ＝＝＝



ソウルの中心部にある明洞（ミョンドン）は市内でも随一の繁華街。
東西約700メートル、南北約800メートルのエリアの中に、
ブランドファッション店、韓国コスメブランドショップから格安ショップ、
グルメレストラン、露天の衣料品売り、屋台などが密集した地域です。
若者や観光客などで大賑わいです。

















　上の写真はパソコンの街頭宣伝販売。
コンピューター社会の韓国らしい光景です。
下の写真は、キリスト教の街頭活動のようですが、とても楽しそう〜。

高級ブランド店と
露天の衣料店が同じ視野に入ってくるのが面白かったです。



＝＝＝ NANTA（ナンタ） 観劇 ＝＝＝


1997年に初演されて以来、韓国で大ブームをおこしロングランを続けている「ＮＡＮＴＡ」。
「NANTA」とは、漢字の「乱打」を韓国語で発音したもの。
その名の通り、包丁、鍋、フライパン、まな板などキッチンにあるあらゆるものを
打楽器に見立てて、乱打し、リズムを刻む
ノンバーバル（セリフの無い）・パフォーマンス演劇です。


「ナンタ(乱打)」を常設公演するナンタ専用劇場は
２０１０年現在、ソウルに３軒、済州島に１軒あるそうです。
私達が行ったのは、明洞にある劇場です。




↑ 舞台の写真撮影は禁じられているので、
看板やポスターを写真に撮ったものです。↓



でも、ナンタの魅力は写真では伝えられません。
〜〜あるホテルの厨房にウェディングパーティーの予約が突然舞い込んでくる。
宴会の開始まであと１時間しかない。果たして間に合うのか、、。
支配人と４人のコック達が抱腹絶倒のストーリーを
繰り広げます。

舞台で繰り広げられる料理シーンでは、
本物の材料を用い、本物の包丁、本物の火を使い、実際に
調理をします。美味しそうな匂いも漂ってきます。
それぞれのコックには、「タマネギ」、「キュウリ」、「ニンジン」、「キャベツ」が
振り分けられ、それぞれが見事なリズム感と包丁捌きで
エネルギッシュで迫力満点のパフォーマンスを見せてくれます。
でも、彼らは腕はいいのだけれど、根っからの遊び好き、、、
つい、キッチン用品を楽器に見立ててビートを打って楽しんでしまいます。
この音楽のリズムは、「サムルノリ」と呼ばれる韓国の伝統的な
民衆音楽を取り入れているのだそうです。

料理は完成するのか・・・
クライマックスに向けて、観客も巻き込んで大熱気と拍手喝采。
セリフが無いことによって、かえって大人も子どもも外国人も同じように楽しめ、
世界の多くの国で公演されて大反響と人気を博しているといいます。


公演が始まる前に撮った舞台の写真。

　

ショップではグッズを売っている。
←　私は黒い色のNANTAエプロンを買いました。










美味しさいっぱいのNANTA観劇を終えて、夕食は　カルビ焼肉（＾¬＾）

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