世界遺産　　退思園

蘇州近郊の水郷地帯　　　　　周庄と同里　

（その２）

同里は、宋代以降１０００年の歴史を有し、多くの文人を輩出した街であるという。
町には１０以上の運河、各時代の特徴を持つ４０以上の橋があるそうだが、
時間の関係であまり巡ることが出来なかった。

退思園には派手さは無いけれど、敷石ひとつにも細やかで
はんなりとした繊細さが感じられた。

「退思」とは、＜春秋左氏伝＞の中の「退而思過（一歩退いて、過失を反省する）」という
言葉から取られたそうだ。

清代光緒年間に官職を辞した任蘭生という人が、故郷に戻って
「退而思過」の考えを体現する邸宅として建造したもの。
池を中心にして造られた回廊、楼閣、草堂などの建物すべてが、
まるで水の上に浮かんでいるように設計を工夫したそうだ。

同里　（トンリ　　Tong Li )

近年、上海や蘇州近郊の水郷地帯の古鎮は急速に観光化されているけれど、
同里はまだ比較的のんびりしている感じだった。
狭い通りに店屋がひしめいていたけれど、周庄ほどの混雑ではなかった。
↑　この通りは、新填街という　↓

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